先進的窓リノベ2026事業の補助金には「グレード」があると聞いて、「SSとSは何が違うの?」「どのガラスを選べばどのグレードになるの?」と迷っていませんか。グレードとは、窓の断熱の性能を分けた区分のことです。

結論から言うと、内窓の補助額は「グレード(性能)」と「窓の大きさ」の2つで決まります。性能が高いほど補助額も大きくなりますが、そのぶん製品の価格も上がることがあるので、暑さ・寒さ・防音・結露のどれが一番の悩みかと、ご予算で選ぶのが安心です。

文:ガラパゴス内窓 編集部 / 更新日:2026年10月

先に結論:グレードと補助額のポイント

  • 公式サイトの内窓の補助額表に載っているグレードは、SS(正式には「P(SS)」)とSの2つです。窓全体の熱の伝わりやすさを表す「Uw値」が、SSは1.1以下、Sは1.5以下です。
  • 補助額は、グレードと窓の大きさ(小・中・大・特大)の組み合わせで決まります。
  • 1住戸あたりの補助額は、5万円以上100万円までです。
  • どの製品がSS・Sに当たるかは、メーカーが出す「性能証明書」で決まります。ガラスの名前だけでは決まりません。
  • 補助額が大きい製品ほど、自己負担額も上がることがあります。無理に上のグレードを選ぶ必要はありません。

補助金の「グレード」とは何か

窓は、ガラスだけでなく枠も含めた全体で、どれくらい熱を通しにくいかが決まります。その数字が「Uw値」で、小さいほど熱が逃げにくい窓です。先進的窓リノベ事業では、このUw値で製品を分けています。

公式サイトの内窓のページ(2026年10月8日に確認)には、性能区分としてP(SS)のUw値1.1以下と、SのUw値1.5以下の2つが載っています。これより前の年度の説明などで「Aグレード」という言葉を見かけることがありますが、このページの内窓の補助額表にはAグレードの記載がありません。「SS・S・A」と書かれた古い情報や他のサイトを見るときは、今年度の公式表と照らし合わせてください。

グレード基準(Uw値)向いている考え方
SS(P)1.1以下寒さ・結露の悩みが大きい、断熱性能をしっかり上げたい窓
S1.5以下性能と費用のバランスを見ながら、広い範囲に取り付けたい窓

「向いている考え方」は、あくまで選ぶときの目安です。窓の向き、お部屋の使い方、ご予算によって答えは変わります。

内窓の補助額は「グレード×窓の大きさ」で決まる

公式サイトに載っている、戸建住宅の内窓の補助額は次のとおりです(2026年10月8日に確認)。窓の大きさは、小が0.2㎡以上1.6㎡未満、中が1.6㎡以上2.8㎡未満、大が2.8㎡以上4.0㎡未満、特大が4.0㎡以上です。

グレード小中大特大
SS(P)Uw1.1以下36,000円58,000円89,000円140,000円
S Uw1.5以下22,000円34,000円52,000円76,000円

マンションなどの集合住宅は、これとは別の表になっています。くわしくは公式サイトの内窓のページでご確認ください。

この表は国の制度の補助額で、実際にお支払いする金額ではありません。補助額は窓の大きさと、選ぶ製品の性能区分で変わります。同じ家でも、窓ごとに区分が違うことがあります。

補助の対象になる条件と、金額の下限・上限

  • 1住戸あたりの補助額:下限50,000円、上限1,000,000円。工事全体で5万円に届かないと、対象になりません。
  • 建物:工事の契約日の時点で、建ててから1年以上たっている既存の住宅です。
  • 工事の内容:内窓は、今ある窓の室内側に新しく取り付ける、または古い内窓を新しいものに替える工事が対象です。今ある外窓から室内側へ50cm以内に、平行に取り付けるものに限られます。
  • 工事の時期:2025年11月28日から2026年12月31日までに工事を始めたものです。
  • 申請:登録された施工業者(窓リノベ事業者)が行います。お客様が自分で申請することはできません。

公式サイトでは、交付申請の予約の受け付けは遅くとも2026年11月16日まで、交付申請の受け付けは遅くとも2026年12月31日までと案内されています。また、10月7日時点の予算の申請状況は27%と表示されていました。予算に達すると受け付けが終わる場合があるので、ご検討中の方は早めに確認しておくと安心です。手続きの順番は先進的窓リノベ2026の手続きの流れにまとめています。

内窓のガラスの選び方:どのガラスがどのグレードになる?

「このガラスならSS」と、ガラスの名前だけで決まるわけではありません。補助の区分は、枠とガラスを組み合わせた製品ごとに、メーカーが発行する「性能証明書」に書かれています。同じ種類のガラスでも、製品や枠の組み合わせで区分が変わることがあります。

一般的には、Low-E複層ガラスや真空ガラスのように断熱性能が高いガラスほど、高い区分に届きやすくなります。ただし、これは一般的な傾向で、実際の区分はお選びの製品の性能証明書でご確認ください。ガラスの種類ごとの特徴は内窓のガラスの選び方で、真空ガラスの内窓は真空ガラス内窓の紹介ページで説明しています。

グレードを上げるかどうかの決め方

上のグレードのほうが補助額は大きくなりますが、そのぶん製品の価格も上がることがあります。補助金を引いたあとの自己負担額が、かえって増える場合もあります。補助額の大きさだけで決めずに、次のように悩みから考えると選びやすくなります。

  • 寒さ・結露がつらい窓:断熱の性能が高いグレードを検討する価値があります。
  • 暑さ(夏の西日など)が気になる窓:遮熱の働きがあるガラスかどうかも合わせて見ます。
  • 音が気になる窓:防音は、グレードよりガラスの厚みや組み合わせが関わります(内窓の防音)。
  • 予算を抑えたい:全部の窓を同じグレードにせず、悩みの大きい窓だけ性能を上げる方法もあります。

お見積りは無料です。費用は窓の大きさ・数・ガラスの種類で変わるので、窓の写真を送っていただければお出しします。補助金の全体像は補助金に関してのページもご覧ください。

よくある質問

Aグレードは今年はないのですか

2026年10月8日に確認した公式サイトの内窓のページには、SS(P)とSの補助額表のみが載っていて、Aグレードの記載はありませんでした。制度は変わることがあるので、最新の内容は公式サイトでもご確認ください。

補助金は自分で申請するのですか

いいえ。申請は、あらかじめ登録された施工業者(窓リノベ事業者)が行い、補助金はお客様に還元される仕組みです。お客様が書類を自分で出す必要はありません。

窓が1つだけでも補助金は使えますか

1住戸あたりの補助額が5万円以上になることが条件です。窓の大きさとグレードで補助額が変わるため、1つの窓で届くかどうかは窓の大きさ次第です。窓の写真を送っていただければ、確認できます。

まとめ:グレードは悩みと予算で決めれば大丈夫です

内窓の補助額は、SS・Sというグレードと、窓の大きさで決まります。どの製品がどのグレードかは性能証明書で決まり、グレードが高いほど自己負担額も上がることがあります。暑さ・寒さ・防音・結露のどれを一番なおしたいかと、ご予算から決めるのが後悔しにくい選び方です。

「うちの窓だとどのグレードがいいの?」という点は、窓の写真を送っていただければお答えします。LINEでのご相談、またはお問い合わせからお気軽にどうぞ。

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この記事の出典

  • 先進的窓リノベ2026事業【公式】「内窓設置」補助額一覧(window-renovation2026.env.go.jp、2026年10月8日に確認)
  • 先進的窓リノベ2026事業【公式】「事業概要(住宅)」「申請手続き(住宅)」(2026年10月8日に確認)

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