
道路や隣の家から窓の中が見えてしまうのが気になる。でも、目隠しをしたら部屋が暗くなりそうで心配。そんなお悩みから、内窓の「型ガラス(すりガラス調)」を考える方はたくさんいらっしゃいます。
結論から言うと、内窓のガラスを型ガラスにすると、光は通しながら、外からの視線をやわらげることができます。ただし「透け具合」には柄ごとの差があり、夜は部屋の明かりで中が見えやすくなることもあります。この記事では、メーカーの公式情報で確かめられた種類を中心に、選び方と、暗くなりにくくするコツをお伝えします。
文:ガラパゴス内窓 編集部 / 更新日:2026年10月
先に結論:目隠しと明るさは、ガラスの種類と使う場所で両立できる
- 型ガラス(型板ガラス):光を通しながら視線をさえぎるガラスです。目隠しの基本の選択肢です。
- 和紙調ガラス:障子紙のような柄で、昼も夜も目隠しと採光の効果があるとメーカーが案内しています。
- ブラインド入りガラス:ガラスの中のスラットで見え方を調整できますが、完全にさえぎりたいときは型ガラスとの組み合わせがすすめられています。
- 暗くなりにくくするには、「見られたくない高さだけ」「見られたくない窓だけ」に使うのが近道です。
型ガラスとは何か:すりガラスとのちがい
型ガラス(型板ガラス)は、板ガラスの片面にでこぼことした模様をつけたガラスです。LIXILの公式の説明では、光を通しながら向こう側の視線をさえぎるガラスとされています。製造のとき、やわらかいガラスを模様のついたローラーに通して、模様を写し取ります。
「すりガラス」は、本来は板ガラスの表面を削って白くくもらせたガラスを指す言い方です。いま「すりガラス調」と呼ばれる窓の多くは、表面にでこぼこがある型ガラスのことです。内窓の見積りでは、「すりガラスのように見えるガラス」をご希望と伝えていただければ、近い見え方のガラスをご提案できます。
メーカー公式に載っている目隠し向きのガラス
LIXILの内窓「インプラス」について、公式サイトとよくある質問のページで確かめられた、目隠しに関係するガラスの種類は次のとおりです。選べる種類は、シリーズや窓の種類によって変わります。
| ガラスの種類(公式の名前) | 特徴(メーカーの説明) | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 型板ガラス(単板では型板4mm、複層ガラスにも設定あり) | 光を通しながら視線をさえぎる | 柄の見え方はサンプルで確認するのが安心です |
| フロスト | 公式の種類一覧に名前があります | 見え方や設定できる窓は施工店にご確認ください |
| 安全合わせ(乳白) | 公式の種類一覧に名前があります | 設定できる窓やサイズに制限があります |
| 和紙調ガラス(格子入り・格子なし) | 障子紙のような柄で、昼夜とも目隠しと採光の効果 | 浴室仕様とインプラス for Renovation には設定がありません |
| ブラインドイン | ガラスの中のスラットで視線を調整 | 完全な遮視が必要なら型板ガラスとの組み合わせがすすめられています |
| デザインガラス(チェッカー・アンティーク・モール) | 柄のあるガラス | インプラス for Renovation のみの設定です |
YKK APの「ウチリモ」と大信工業の「プラスト」は、公式サイトの範囲では、型ガラスの具体的な種類名までは確認できませんでした。プラストの公式サイトには、和紙調ガラスを使うと木製の建具のような質感になる、という説明があります。種類や組み合わせは、見積りのときにお調べしてお伝えします。
暗くならないための4つのコツ
型ガラスは光を通すガラスですが、透明なガラスと比べると、見通しや明るさの感じ方は変わります。ここからは、暗さを感じにくくするための考え方です。
- 目隠しが必要な窓だけを型ガラスにする:リビングの掃き出し窓など、明るさを大切にしたい窓は透明のままにして、道路側の窓や浴室・トイレ・脱衣所だけを型ガラスにします。
- 柄の見え方をサンプルで比べる:同じ「型ガラス」でも、柄によって透け方や光の入り方が違います。実物のサンプルを窓の近くで見ると、イメージとのずれが少なくなります。
- 部屋の中の明るさも合わせて考える:壁や床が明るい色だと、型ガラスを通った光が部屋の中に広がりやすくなります。
- 内窓だけで足りるか、ほかの目隠しと組み合わせるかを考える:上の窓は型ガラス、下の窓は透明にして、カーテンやブラインドで調整する方法もあります。
なお、型ガラスにすれば夜も中が見えない、というわけではありません。夜は部屋の明かりがつくため、外から人影が見えやすくなることがあります。夜の見え方が気になるときは、カーテンやブラインドとの組み合わせもあわせて考えると安心です(内窓とカーテンの関係)。
目隠しガラスを選ぶときの注意点
目隠しだけでなく、断熱や結露の悩みもあるときは、型ガラスの複層ガラスやLow-E複層ガラスの型板タイプを選ぶ方法があります。LIXILの公式ページでは、Low-E複層ガラスにも透明と型板の設定があると案内されています。
ただし、太陽光によるガラスの「熱割れ」には注意が必要だと、メーカーも案内しています。外窓が網入りガラスの場合や、内窓がLow-E複層ガラスの場合に起こることがあります。心配な窓は、現地調査でガラスの種類を確認してから選びましょう。
ガラスの断熱・防音・遮熱まで含めた選び方は、別の記事にまとめています(内窓のガラスの選び方)。
相談から取り付けまで
お見積りは無料です。費用は窓の大きさ・数・ガラスの種類で変わるので、窓の写真を送っていただければお出しします。
よくある質問
型ガラスにすると、部屋はどのくらい暗くなりますか
光を通しながら視線をさえぎるガラスですので、真っ暗になるわけではありません。ただ、明るさの感じ方は柄や窓の向きで変わります。数字でお伝えするのは難しいため、サンプルを窓の近くで見ていただくのがおすすめです。
外窓はそのままで、内窓だけ型ガラスにできますか
はい、内窓は今ある窓の内側に取り付けるため、外窓を替えなくても、内窓のガラスだけを型ガラスや和紙調ガラスにできます。
型ガラスは、ほかのガラスよりも断熱や防音の効果が落ちますか
型ガラスにも、単板・複層・Low-E複層といった種類があり、断熱や防音は、型かどうかではなく、そのガラスの構成で変わります。目隠しと一緒にほかの悩みも解決したいときは、窓の状況に合わせてご提案します。
まとめ:見られたくない窓だけ、見え方を確かめて選ぶ
外から見えにくくしたい窓には、型ガラスや和紙調ガラスが選べます。暗くなりにくくするには、見られたくない窓だけに使うこと、柄をサンプルで確かめること、カーテンなどとの組み合わせも考えることが大切です。
窓の写真を送っていただければ、目隠しと明るさのバランスをふまえてご提案します。LINEでのご相談、またはお問い合わせからお気軽にどうぞ。
関連する記事
この記事の出典
- LIXIL「インプラス ガラス」ページ(2026年10月に確認)
- LIXIL よくある質問「内窓「インプラス」で選べるガラスの種類」「型板ガラスの特徴」「内窓「インプラス」の和紙調ガラスの特徴と価格」(2026年10月に確認)
- 内窓プラスト 公式サイト「美観」ページ(2026年10月に確認)

