
大阪で内窓をつけようと調べると、「国の補助金のほかに、大阪府や大阪市、住んでいる市の制度も使えるの?」「結局、自分の負担はいくらくらいで済むの?」という疑問が出てきます。
結論から言うと、国の「先進的窓リノベ2026事業」は大阪府内ならどこでも使えます。自治体の制度は、大阪市や大東市のように窓の工事に使えるものがある一方で、受付がすでに終わった制度や、条件がかなり限られる制度もあります。この記事では、公式サイトで確かめられたことだけを整理し、私たちが大阪で工事した実例の実質負担額もあわせてご紹介します。
文:ガラパゴス内窓 編集部 / 更新日:2026年10月
先に結論:大阪で使える補助金のポイント
- 国の先進的窓リノベ2026事業は、大阪府内のどこでも対象です。内窓の設置も補助の対象に入っています(制度のくわしい流れは先進的窓リノベ2026の流れ、グレードの考え方はグレードの解説をご覧ください)。
- 公式サイトによると、地方公共団体の補助制度は、国費が充てられたものを除いて、国の補助と併用できるとされています。ただし、自治体ごとの条件は別なので、各市の案内で確かめる必要があります。
- 大阪市には、国の先進的窓リノベ2026の交付決定を受けた人への上乗せ補助があります。
- 実例では、国の補助を使った大阪の工事で、実質負担額は約13万円台〜20万円台でした。窓が1か所だけで補助額が足りず、対象外になった例もあります。
国の先進的窓リノベ2026は、大阪でも使えるの?
先進的窓リノベ2026事業の公式サイトでは、対象工事に「ガラス交換」「内窓設置」「外窓交換」「ドア交換」が挙げられています。工事に着手できる期間は、2025年11月28日から2026年12月31日までです。予算の上限に達した時点で受付は終わります。公式サイトには、予算に対する申請額の割合が2026年10月8日時点で約27%と出ていました(毎日更新されます)。
国の補助金は、お客様ご自身ではなく、登録された施工業者が手続きを代わりに行い、補助金も業者が受け取ってお客様に還元する仕組みだと公式サイトに書かれています。自治体の制度は、申請する人や手順が制度ごとに違いますので、各自治体の案内をご確認ください。
窓の数が少ないと、対象外になることもあります
公式サイトの対象要件には、「補助額が5万円以上である」ことが書かれています。この5万円は、窓と同時に行う他の工事や、他の事業をあわせた額ではなく、この事業だけの申請額で判断されると説明されています。
つまり、窓の数が少なかったり、小さな窓だったりして、補助額の合計が5万円に届かないと、国の補助金は使えません。大東市の実例は、まさにこのケースでした。次の表の下から2行目をご覧ください。
大阪での実例:実質負担額はいくらだった?
私たちが大阪で工事した、公開済みの工事ブログの実例です。先進的窓リノベ2026のグレードSを使い、補助金を引いたあとの実質負担額をまとめました。
| 地域 | 建物 | 窓の数 | 製品 | 実質負担額(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 大阪市生野区 | 戸建て | 6か所 | インプラス(グレードS) | 202,500円 |
| 大阪府泉大津市 | 戸建て | 7か所 | インプラス(グレードS) | 198,000円 |
| 大阪市福島区 | マンション | 2か所 | ウチリモ(グレードS) | 133,000円 |
| 大阪市東成区 | マンション | 2か所 | ウチリモ(グレードS) | 165,000円 |
| 大阪府大東市 | 1階の和室 | 1か所 | インプラス | 補助金の対象外。お支払いは143,000円 |
これらは施工当時(2026年8〜10月)の金額で、今の金額とは限りません。窓の大きさ、ガラスの種類、取り付ける場所の状況で金額は変わります。
この表から分かるのは、窓の数が多いほど総額は上がるものの、補助額も増えるので、実質負担額は窓の数に単純に比例しないということです。また、大東市の例のように、1か所だけだと補助額が5万円に満たず、国の補助金が使えないことがあります。窓が少ない場合は、後から対象外だったと分かって困らないように、見積りの段階で補助額を確かめておくのが安心です。
お見積りは無料です。費用は窓の大きさ・数・ガラスの種類で変わるので、窓の写真を送っていただければお出しします。
大阪府・大阪市・市の制度:公式サイトで確かめられたもの
2026年10月8日に、各自治体の公式ページで確かめた内容です。受付状況は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページで最新の情報をご確認ください。
| 自治体 | 制度名 | 窓・内窓についての内容 | 申請の時期・予算 | 併用について |
|---|---|---|---|---|
| 大阪市 | 省エネ・省CO₂加速化支援事業費補助金(住宅等の脱炭素化促進事業) | 既存住宅の窓などの断熱改修が対象。経費の3分の1以内、上限10万円 | 事前申込は2027年1月8日12時まで。予算がなくなり次第終了 | 国の先進的窓リノベ2026への上乗せ補助。国の交付決定を受けることが条件。2026年4月1日以降に工事に着手したものが対象 |
| 大阪市 | 住宅省エネ改修促進事業(都市整備局) | 窓などの開口部の断熱改修が対象。民間の既存の戸建て・共同住宅の所有者向け | 2026年4月1日から受付。終了日、補助額は公式ページには書かれていません(申請の手引きに記載) | 同じ工事に対する国の補助金とは併用できないと書かれています |
| 大阪府 | 既存住宅断熱化促進モデル事業補助金 | 内窓設置・外窓交換などが対象。補助率5分の4、上限20万円。2010年以前に竣工した住宅など条件あり | 2026年11月3日までの申請。先着順で、候補者が5件決まり次第終了 | 国や府内市町村の補助金と対象が重なる場合は併用できません |
| 大東市 | だいとう省エネ住宅応援補助金 | 居室の断熱窓(内窓や複層ガラスへの交換など)が対象。1居室あたり上限2万円、3居室まで | 2026年6月1日から12月1日まで。予算がなくなるまで先着順 | 国等の補助金と併用できると書かれています |
| 豊中市 | スマートハウス支援補助金(断熱リフォーム) | 登録製品の窓などの購入費の3分の1、上限6万円 | 予算に達し、2026年9月28日に終了したと書かれています | 国の補助金との併用は書かれていません。ZEHの補助金とは同時に受けられません |
大阪市の上乗せ補助は、国の補助金の交付決定を受けることが条件になっています。一方、大阪市の都市整備局の制度は、同じ工事に対する国の補助金とは併用できないとされています。同じ「大阪市」でも制度ごとにルールが違うため、どちらを使うか、あるいは使えるか、工事の契約の前に確かめるのが大切です。
大阪府の制度は、対象が「地域の区分が6の木造の一戸建て」などと細かく決まっていて、受付は先着5件までです。使えるお宅はかなり限られると考えておくのが無難です。
確かめられなかった市は、窓口で確認してください
堺市、東大阪市、吹田市については、公式ページの内容を確かめられませんでした。制度があるかどうかは、お住まいの市の窓口や公式サイトでご確認ください。
ここに挙げていない市町村についても、制度があるかどうかは、お住まいの市町村の窓口・公式サイトで確かめてください。制度の名前は「省エネ」「断熱」「脱炭素」などさまざまで、年度ごとに変わることもあります。
よくある質問
国の補助金と自治体の補助金は、両方使えますか
先進的窓リノベ2026の公式サイトには、地方公共団体の補助制度は、国費が充てられたものを除いて併用できると書かれています。ただし、実際に使えるかどうかは自治体の制度ごとの決まりで変わります。上の表のように、併用できる制度、併用が条件の制度、併用できない制度があります。
自治体の補助金は、業者が申請してくれますか
国の補助金は、登録された施工業者が申請を行うと公式サイトに書かれています。自治体の制度は、制度ごとに申請する人や書類が違います。申し込み前に、各自治体の案内で確かめてください。
補助金を使うために、工事の契約はいつまでにすればいいですか
国の制度は、工事請負契約より前に着手した工事は対象外とされています。自治体の制度には、交付が決まる前に着工すると対象外になるものがあります。契約や着工の前に、使いたい制度の条件を確かめておくと安心です。
まとめ:国の補助を軸に、自治体の制度は「あれば」で考える
大阪で内窓を考えるときは、まず国の先進的窓リノベ2026を軸に考え、大阪市や大東市など、お住まいの自治体に使える制度があれば上乗せを検討する、という順番が分かりやすいと思います。窓の数が少ないと補助額が5万円に届かないこともあるので、無理に補助金を前提にせず、ご家庭に合う形を選んでください。
窓の写真を送っていただければ、補助金が使えそうかも含めてお伝えできます。LINEでのご相談、またはお問い合わせからお気軽にどうぞ。大阪での施工は大阪のご案内ページもご覧ください。
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この記事の出典
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】サイト トップページ・事業概要ページ(2026年10月8日に確認)
- 大阪市「令和8年度省エネ・省CO₂加速化支援事業費補助金」および住宅等の脱炭素化促進事業のページ(2026年10月8日に確認)
- 大阪市都市整備局「大阪市住宅省エネ改修促進事業」のページ(2026年10月8日に確認)
- 大阪府「既存住宅断熱化促進モデル事業補助金」のページ(2026年10月8日に確認)
- 大東市「だいとう省エネ住宅応援補助金」のページ(2026年10月8日に確認)
- 豊中市「スマートハウス支援補助金(断熱リフォーム)」のページ(2026年10月8日に確認)
- ガラパゴス内窓の工事ブログ(本文中にリンク)


