
内窓のお見積りを頼もうと思ったとき、「写真を送ってください」と言われて、どこをどう撮ればいいのか迷った経験はありませんか。写真の撮り方と、あわせて伝えておくことが分かっていると、やり取りの回数が減って、お見積りまでが早くなります。
結論から言うと、撮っていただきたいのは「窓の全体」「窓のまわりの枠」「鍵(クレセント)のまわり」の3か所です。この記事では、メーカーが公表している取り付けの条件をもとに、なぜその3か所が大事なのかを説明します。
文:ガラパゴス内窓 編集部 / 更新日:2026年10月
先に結論:撮るのは3か所、伝えるのは3つ
- 窓の全体:部屋の中から、窓がまるごと入るように撮ります。窓の形(引き違い・開き窓・FIXなど)が分かります。
- 窓のまわりの枠:窓枠の奥行きが分かるように、少し斜めからも撮ります。内窓を置けるかどうかに関わる大事な場所です。
- 鍵(クレセント)のまわり:外の窓の鍵が、内窓の動きの邪魔にならないかを見るために撮ります。
- 伝えること:何枚の窓を考えているか、どの部屋か、困りごと(寒い・暑い・うるさい・結露)は何か。
写真が少しぼやけていても、うまく撮れていなくても大丈夫です。最終的な可否と寸法は、現地調査で確認します。
なぜ「窓の枠の奥行き」を見るのか
内窓は、いまある窓の内側(部屋側)の枠のなかに取り付けます。そのため、枠に「内窓を置くだけの奥行き」があるかどうかが、まず確認されます。
LIXILのよくあるご質問によると、インプラスの場合、引き違い窓では窓枠の有効寸法が70mm以上、開き窓・FIX窓では55mm以上が目安とされています。これに足りない場合は、「ふかし枠」という部材で枠の奥行きを足して取り付けます。YKK APのウチリモは、枠の奥行きが浅い窓向けに、枠を室内側へ持ち出して取り付ける納まりを用意していると公表しています。このように、同じ内窓でもメーカーや製品で必要な奥行きは違います。
| 確認すること | メーカーが公表している内容 | 写真で分かること |
|---|---|---|
| 枠の奥行き | インプラス:引き違い窓は70mm以上、開き窓・FIXは55mm以上が目安。足りないときはふかし枠を使います(LIXIL)。ウチリモ:枠を持ち出す納まりなら、額縁の取り付け面が最小47mmでも設置できる仕様があります(YKK AP)。 | 窓枠が深いか浅いか、枠の状態(傷み・段差) |
| 窓の種類 | インプラスは、引き違い窓・FIX窓・開き窓・テラスドアに対応。内倒し窓・回転窓・内開き窓には取り付けられません(LIXIL)。プラストは、引き違い・FIX・内開き窓・コーナー窓などに対応と案内(大信工業)。 | 窓の開き方・形 |
| 鍵(クレセント) | 引き違い窓は、外の窓のクレセントの回転する先端からも寸法を確認します。当たる場合は、位置をずらした仕様にするか、外の窓のクレセントを短いものに替える方法があります(LIXIL)。 | クレセントの形と位置 |
製品によって条件が違うため、数字は「メーカーが公表している目安」として見てください。どの製品が合うかは、現地での確認で決まります。
窓の写真の撮り方
撮る場所を、順番に書きます。スマートフォンのカメラで十分です。
- 窓の全体:カーテンやブラインドを開けて、窓がまるごと入るように撮ります。窓の上と下の枠、左右の枠まで入るとお見積りがしやすくなります。
- 窓の枠のまわり:窓の横や下の枠が見える角度で撮ります。枠の奥行きや、枠の傷み・段差が分かります。
- 鍵(クレセント)のまわり:外の窓の鍵が見えるように近づいて撮ります。
- 窓の近くの物:窓の前にカーテンレールの箱、エアコン、換気扇、手すりなどがある場合は、それも写してください。取り付けの妨げになることがあります。
メーカーの資料では、エアコンや換気扇付きの窓には内窓が付けられないことや、窓枠の正面にカーテンレールの箱などがあるとふかし枠が使えないことが示されています(LIXIL)。窓のまわりの物も、写しておくと話が早くなります。
寸法は、現地調査でこちらが測ります。ご自身で測っていただく必要はありません。もし数字が分かるものがあれば、メモを添えていただくと助かります。
写真といっしょに伝えておくと早いこと
- 窓の数と場所:「寝室の窓を2つ」「リビングの大きな窓1つと、ほかに気になる窓が数か所」など、おおよそで大丈夫です。
- お住まいの種類:戸建てか、マンションか、賃貸かどうか。マンションでは、管理組合への事前の確認が必要な場合があります(LIXIL)。詳しくはマンション内窓と管理規約で説明しています。
- いちばんの困りごと:寒い、暑い、結露する、外の音が気になる、など。ガラスの種類の選び方が変わります(内窓のガラスの選び方)。
- 窓の開け閉めの使い方:よく開ける窓か、ほとんど開けない窓か。窓の使い方によって、内窓の開き方を選びます。
- 補助金を使いたいか:国の補助金には予算の上限があります。気になる場合は、そのこともお知らせください(補助金に関してのページ)。
写真だけでは分からないこと
正直にお伝えすると、写真だけでは確かめきれないことがあります。たとえば、枠の正確な奥行きや、壁や枠のゆがみ、取り付け面の段差などです。メーカーも、取り付けできるかどうかの最終的な判断は、施工店の現場調査で確認するとしています。
そのため、写真でのお見積りは「おおよその目安」、正式な金額と製品は現地調査のあとに確定、という流れになります。ここまでの流れは内窓工事の流れでも説明しています。
お見積りは無料です。費用は窓の大きさ・数・ガラスの種類で変わるので、窓の写真を送っていただければお出しします。
よくある質問
写真は何枚くらい送ればいいですか
1つの窓につき、全体・枠のまわり・鍵のまわりの3枚があると、確認がしやすくなります。窓がいくつもある場合は、どの部屋の窓か分かるように、メッセージを添えてください。
窓の寸法を自分で測ったほうがいいですか
測っていただかなくて大丈夫です。寸法は現地調査で確認します。分かる範囲で数字を教えていただければ、目安のお見積りの助けになります。
写真を送ると、そのまま契約になりますか
いいえ、写真を送っただけで契約になることはありません。お見積りの内容を見てから、ご検討いただいて大丈夫です。
まとめ:3か所の写真と、困りごとを教えてください
窓の全体・枠のまわり・鍵のまわりの3か所を撮って、窓の数と困りごとを添えていただくと、お見積りまでが早くなります。枠の奥行きや窓の種類によって、使える製品や必要な部材が変わるためです。
写真はLINE、またはお問い合わせからお送りください。お問い合わせはこちらです。
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この記事の出典
- LIXIL「よくあるご質問:内窓『インプラス』の取り付けについて知りたい」(2026年10月に確認)
- LIXIL「インプラス バリエーション(取付可能な窓の種類)」(2026年10月に確認)
- YKK AP「かんたん ウチリモ 内窓『47のヒミツ』」(2026年10月に確認)
- 大信工業「内窓プラスト よくある質問Q&A」(2026年10月に確認)

